家族みんなが満足してほしい!二世帯住宅における間取りのポイントを紹介します!
後期高齢者の親がいる場合は完全同居の間取りが多い
家づくりで二世帯住宅を検討しているなら、完全に同居するのか、それとも住まいの一部を共有するのかを早い段階で明確にすることが重要になります。一口に二世帯住宅といっても、同居スタイルによって間取りは大きく変わるのです。
親世帯が後期高齢者の場合は、完全に同居するスタイルを選択するケースが多くなります。玄関やリビングはもちろん、キッチンや浴室も共有するため、親世帯に介護が必要になっても安心して生活できることが完全同居スタイルの魅力です。また二世帯での共有部分が多いため、家づくりのコストを抑えられるというメリットもあります。大家族に憧れを抱いている人は、この同居スタイルを選ぶことが推奨されます。
一部を共有にするなら、共有部分を最初に決めよう
住まいの一部を共有するスタイルには、さまざまなバリエーションがあります。玄関は共有するものの、水回りの設備は別々にしたり、上下階で世帯を分けるなどの複数の選択肢があるのです。水回りを分けるのであれば、料理をあまりしない世帯のキッチンを小さめにしたり、親世帯が使用するトイレは車椅子生活になったときのことを想定して広めにするなどの配慮が必要になります。上下階で世帯を分ける場合は、階段を上り下りすることは高齢者にとっての負担になるので、親世帯を1階にするケースがほとんどです。また幼い子どもが部屋の中を走り回る足音は意外と1階に響くので、2階にあるリビングの下には親世帯の寝室を置かない間取りにすることがポイントになります。
二世帯住宅の家づくりでは10年後、20年後のライフスタイルを想い浮かべながら、双方の世帯が快適に暮らせる住空間を叶えていきましょう。
二世帯住宅には、全ての居住スペースを共有する完全同居型、玄関など一部のスペースだけ共有する一部共有型、全ての生活空間を分ける独立型の3つのタイプがあります。